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フランス、リヨンで個展ができる情報をまとめました。

ABOUT US
Uraraka
日本では多摩美術大学で日本画を学び、日本画の世界へ進みます。が日本画の伝統的な技法や画壇の体制に疑問を感じ日本からフランスへ移住します。 以後10年以上、フランスで作家活動を続けてきました。 ここで日本のアートを魅せたい、日本画の美しい岩絵具や和紙を使った侘び寂びなアートをフランス人に紹介しています。

111 des Arts

私が展示会を経験したところから紹介します。
‘’111 des arts’’という小児癌の研究に売り上げの
一部が寄付される仕組みになっているチャリティー展覧会が
毎年12月にリヨンの市庁舎Hotel de ville のホールで開催されます。
フランス全土で4カ所(パリ、リール、トゥールーズ、リヨン)
時期をずらして開催されるので、全てに参加することもできます。

サイズ25cm四方で1人7枚展示可能です。
値段は一律で111eurosです。額は付けずにそのまま提出します。
搬入日は行った方がいいのですが、私は提出だけして
役員のマダム達にお任せしました。12月ということもありプレゼント
に買う人が結構いる様です。

https://www.les111desartslyon.com

Marché de la creation 日曜日のローヌ川沿いクリエーターマルシェ

1979年から開催のリヨンのちょっとした名物の
クリエーターマルシェ毎週日曜日、朝8時から14時まで
地元のアーティストが各自作品を並べます。
冬はとても寒いので時々休憩してました。


申請の仕方はリヨン5区の区役所に手紙を書きます。
私は約1年半やりましたが、私の他に日本人もいたし、
韓国人留学生などもいて楽しかったです。

作品も絵画に限らず陶芸、写真、版画、そして河を降って
Qais  Romain Rollandの後半はMarché de la l’artisanat
と言ってクラフトアーティスト達の作った、
アクセサリーや帽子ガラス細工、革製品などが販売していて、
買い物したくなるほどです。ですが自分のスタンドを
見なければいけないのでゆっくり見れません。

審査の返信には1カ月程かかります
それ以上の費用はかかりません。
毎回朝に役所の人が出席を確認しに来ます、
その時に2eurosだけ払えばよく、万が一作品が売れれば
売り上げは全て自分のものなので、値段を下げて、
持ち運びし易い物を作ればいいと思います。


私はそこで出会った夫婦が、別の個展の時にたまたま来ていて
それ以上の価格帯の作品を買ってくださいました。

マルシェでハガキでもいいから買って貰えば次に繋がります。
肉体的に、朝早く車がなければ台車などで絵を運ぶので
とても大変ですが、地元の人や作家さんと交流ができたのはよかったです。

 Maison Magenta メゾンマジェンタ

リヨンの6区にあります、日本人マダムがオーナーの Maison Magenta
というアンティークショップがあります。
オーナーの麻奈さんは、コロナをきっかけに前職を辞め
アンティークの世界へ転職しました。
アートの方も少しずつ勉強している様です。
店内は広く、その一部をギャラリースペースとして区切ってあり
2カ月ごとに展示会を開催しています。

私も一度展示をさせていただきましたが、
私の作品は日本画と言っても超花鳥画ではないので
店内の19世紀のフランス家具にも、マッチしたのではと思います。
ここも展示をするのに特に場所代は掛からず、
売り上げの40%を収めるという形です

私は個展前からdépôt と言っていくつか作品を預ける形で、
ショップ側に絵を並べて置かせていただきました。
それが結構売れたので展示会につながりました。
また土地柄、6区はリヨンの中でも閑静なブルジョワ層が住む界隈で
アートを見慣れている方が多いのだと思います。

https://www.maisonmagenta.com

M J C各区にある文化施設での個展

フランスは学校に体育と美術、音楽の科目が日本よりもとても少ないです。
芸術の国のイメージですが、勉強とそれ以外の教育は別で
学校が終わってから、地域のM J Cでアートや、ピアノ演劇など
様々な分野の科目を習う事ができます。

また子供だけでなく大人のコースもあり、外国語で日本語なんかも
たまにプログラムされていたりします。
そのM J Cはリヨンに全部で9箇所以上あります、
リヨンは1区から9区まであるので各区にそれぞれあるという事です。

そのM J Cは、私が住んでいる3区のMontchatという界隈、
訳すと猫山という意味ですが、特に意味はないです。
そこでアーティストを募集していたので、立候補しました。
相変わらず返信は遅いですが1年間分のアーティストを
前年度に決める様なので、時期が来ないとメールはかえってきませんでした。
審査の資料は特に指定はなく、私はインスタとホームページを送りました。

また、展示開催につき墨絵のアトリエもやれる様に申し出たところ、
快く受け入れてくれて、企画してくれました。
展示会はヴェルニッサージュと言って、
オープニングパーティーの様なものです。
語源を調べるとvernissage、 vernirニスを塗る、
昔の絵は仕上がった作品にニスを塗って完成だったので
ヴェルニッサージュというそうです。

https://www.mjcmontchat.org/2122

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