書道のアトリエからまた、色々な人とつながりました。
superprof という家庭教師あっ線サイト、私は日本文化全般、
実は、料理も教えられます。
でも今回は、ここの美術館のキュレーターと館長を務める、
Belletante Josepheさんからの依頼で、娘さんの日本語と書道
を個人レッスンしました。
そして、今リヨンの印刷美術館で、もう5ヶ月も前から(全く知らなかった)
宮崎駿の企画展がやっていると、聞き早速行ってきました。
https://www.imprimerie.lyon.fr/fr/edito/miyazaki
常設展は、タイポグラフィや、
版画の種類の展示。
この美術館は、リヨンの街の中心にあって、レプブリック通りからすぐ裏です。
敷地は小さいですが、縦に長く沢山部屋があります。
年代順に①1984年の風の谷のナウシカ「Nausicaâ de la vallée du vent 」
ナウシカが一番多くの、逸話があり読むのが大変。
私も個人的に一番好きな作品だし、思い出深いです。
当時はまだ環境問題を映画に取り入れたりすることは、珍しかったそうです、
今でこそ、私は日本よりフランスの方が、エコにとても意識高いと思います。
宮崎映画ではすでにこの時から、環境汚染をテーマにするなんて
先取りしていたのですね。
ヨーロッパではまだ漫画が長編映画になることに、慣れていなかったこともあり、
フランスでの受けはイマイチだったそうです。
②1986年天空の城ラピュタ 「Le Chateau dans le ciel 」
L’ incal ランカルはフランス産の漫画でコミックはなくハードカバーの
絵本見たいな、実際カラーで絵も緻密。
このシリーズは7巻まであります。これも宮崎氏が参考にしたというSF系漫画。
このKIBLINDはリヨンにある、グラフィックのアトリエ兼ブティックです。
この展示会の企画として、10点のジブリ映画に付き、各イラストレーターが
思い入れの強い、作品のイラストを依頼され、その作品を展示しています。
地元のフランス人アーティストも参加できて画期的。
是非、今度このギャラリーに行ってみます。
このイラストですが、リヨンに住む日本人イラストテーターHifumiyoさん、
③1988年「となりのトトロ」「 Mon Voisin Totoro」
宮沢賢治の小説「猫の事務所」しかもフランス語訳されています、
この小説もトトロのモデルになったのですね。
④1989年 「魔女の宅急便」 「Kiki la sorcière 」
⑤1992年 紅の豚「 Porco Rosso」
リヨンはサンテグジュペリの出身地としても有名な街です。
パイロットと、小説家との顔を持つアントワン、
44歳の若さで、飛行中に墜落しコルシカ島のあたりで亡くなりました。
その半生がモデルになっているって、この展示を見てしりました。
⑥ 「もののけ姫」Princesse Mononoké
⑦ 「千と千尋の神隠し」Le voyage de Chihiro
⑧「ハウルの動く城」Le Château de ambulant
⑨2008年 「崖の上のポニョ」「Pony sur la falaise」
⑨「風立ちぬ」 Le vent se lève
⑩ 2023年「君たちはどう生きるか」Le Garçon et le Héron
これは最新作なので見ていません。
各シリーズに、物語の要約と、作者のインスピレーションやネタにした、本や
事柄、人物までが文章や写真などで解説してありました。
抜粋すると、魔女の宅急便では、角野英子さんの小説家を
元にして映画化されていますが、
宮崎監督は、彼女の同意なしに物語を長編にするために、
変えたという裏話まで記されていました。
他にも、Le Guinという小説家の「 Cycle de Terremer」
という作品は、宮崎監督よりコラボの依頼を受けますが、
後に、角野栄子、柏葉幸子さん達の様に、合意の行かない
結果になり、物語を脚色されることを恐れお断りしたという、
ことが書かれていました。
最後に火垂るの墓。
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