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日本画制作工程と3ヶ月間でできた作品の紹介

日本に来てから、千鶴さんのところに行くのは3回目
先生もとても展示で忙しく、中々時間が取れません。

ではこの2ヶ月で作った私の作品を紹介していきます。

朝顔。サイズSM、

casieというアートのレンタルサイトに出すことになったので額に入れています。

和紙を揉がみにしました。揉がみって何かというと、パネルに水張りする前に
水干絵の具や岩絵具などを塗り、手で皺を作るように和紙を揉んでいきます。
塗った絵の具がパラパラと、落ちていきます。
私は緑の上に雲母をかけました。少しラメ感があります。

揉がみを作る画像は別に動画を作って配信したいです。

これはもうすでに紙を作って木製パネルに貼った所です。
表面に皺が出来ていますよね?

左上から下絵をトレースします。私はチャコペーパーを使いましたが、下地が厚いと
写らないことがあり、困りました。

映った線をまた薄墨でなぞります。
葉っぱの塗り方ですが、葉脈の線を避けて塗る堀塗りをしました。

花の色はこの朝顔を描く前から、青をスカッと見せたかったので、
たっぷりと、美群青の10番を塗りました。
中心の胡粉のグラデーションがもっと綺麗に出せれば良かったけど、
白を他の絵の具の上からかけるのって、難しいですね

柿4号

左から、下地を作っている所です。
水干絵の具を使います。緑、藍色、黄土、

本当は全体的に色を置きたかったので、次回は水で全体を濡らしてから、絵の具を全体に置き、流すといいでしょう

乾いてから下書きを写す。モチーフを避け、背景の部分を胡粉で塗る。
柿は朱色、この絵の具は膠と混ざりにくいので、ゆっくりと丁寧に混ぜます。

出来上がりがこちら、額装もしました。
レンタル又は購入もできるので、ご希望の方はこちらcasieのサイトまで

Casie.jp


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ABOUT US
Uraraka
日本では多摩美術大学で日本画を学び、日本画の世界へ進みます。が日本画の伝統的な技法や画壇の体制に疑問を感じ日本からフランスへ移住します。 以後10年以上、フランスで作家活動を続けてきました。 ここで日本のアートを魅せたい、日本画の美しい岩絵具や和紙を使った侘び寂びなアートをフランス人に紹介しています。