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リヨンで実現する日本文化の新プロジェクト

こんにちは、只今クラファン挑戦中です。キャンプファイヤーというプラットフォーム

に載せているプロジェクトをブログでもご紹介します。

自己紹介から

私はフランスへ移住した日本画を描くアーティストです。

美大卒業後、日本画家としてアルバイトをしながら日本画の由緒ある画壇に出品していました。

しかし画壇という組織は日本特有のスタイルで絵画の販売はできず、決められた特大サイズの日本画を毎年出品し(有料)

入選しても何の報酬もなく、家元のような関係を持つだけでとても閉鎖的です。

アート活動と言うよりも、そこで弟子入りをして、ずっとその先生に付かなければ

出世をすることはできません。

そんな活動しかないことに幻滅した私は、フランスへ行って活動したいと思う様になりました。

当時の作品スタイルも、日本画元来の技法や、歴史を書き換えたいと思い

新しい日本画を描いていました。

制作の方向性も日本にはなく、またそれを取り巻く日本画の画壇も肌には合わず、

それから私は、お金を貯めてワーキングホリデーでフランスリヨンへ渡航。

あまりパリには魅力を感じなかったので、第二の都市リヨンへ行きました。

リヨンは美食の街として知られていて、日本からもたくさんの料理人志願者が

毎年留学に来ます。アートも現代アート展ビエンナーレやギャラリーもたくさんあって

パリのアート人口の多さには太刀打ちできないと思ったので、ゆっくりリヨンから

アート活動を始めようと思いました。

その1年後にはまた語学留学をして、フランス語をじっくり勉強しました。

語学留学時代はフランス語が難し過ぎて、何度も何度もめげそうになりながら、

鬱状態で人生の目標も失いかけて、何に向かって走っているのかわからなくなっていました。

それでも少しずつ、道が開けてきて、

やっとの思いで10年滞在許可証をもらいました。

日本には可愛い甥っ子達がいるので、お正月は毎年帰って子等の成長を見届けていました。

何より私の活力になり、私が選んだ道なので、たまにはフランス大嫌い症候群には陥りますが、

アート系のフランス人とは出会いやすく、あちらも日本のアートに興味が強く、

墨絵や日本画を教えたりしました。

そして少しづつ、日本人アーティストとして活動の幅を広げ、

アートマルシェ、ギャラリーでの個展、サロン、etc、、と徐々に絵も売れる様になりました。

プロジェクト立ち上げの背景

沢山のフランスのアートシーンで発表と販売をして来ましたが、それでもやはり現代のフランスに

於いても、日本同様、アート一本での生活は困難です。

その為、制作と並行してフランスでは、ニセの日本食レストランで働いていました。

しかし、売っている物はみな冷凍か、サーモンオンリーの寿司など本来の和食とは

似ても似つかない紛い物ばかりです。

例えば、日本の醤油の味を変え、甘くして寿司屋さんで提供されていたり、

ラーメンなのに麺はうどんだったり、天ぷらの代わりにエビフライがうどんに乗っていたり、、

おにぎりに関しては、私が某アジア系のカフェにおにぎりの営業に行った時の事です、

白米を酢飯に変えてくれと言われました。私は、それこそ一番やりたくない事だったので

丁重にお断りしました。やっぱり売りたくても魂までは売れません。

私の大和魂は健在でした。

この様に、日本料理を名乗り、日本文化を都合よく使うお店に加担するくらいなら、

私は自分の手で、本物の手作りおにぎりを作って届けたいと思いました。

元々料理が好きで、海外生活一年目では、フランスの食文化に魅了されつつも、

同時に、日本の食の素晴らしさを再発見することが出来ました。

やはり私は日本の米文化が好きです。

そしてコロナ禍では、フランスの職安で調理師免許なるものを取得。

衛生管理の厳しいフランスですが、お米の扱い方は無知なフランス人、色々と話し合って

売るために、冷蔵庫の温度をおにぎりに合わせてくれたり、協力的でした。

お米や、具材について私が仕入れているフランス最大規模の、日本食輸入卸業者のページです。

ここのイタリア産の日本米を使っています。他にもたくさんの本物の味が買えます。

そして2年程、町の日本食料品店や、日仏学校などでおにぎりを委託販売させてもらった

ことによって、少しずつ経験と自信が付いてきました。

お客様の反応も、毎日お茶とセットで買いに来るフランス人や、梅干しなどを

所望するマダムもいて、梅干しはフランスではとても高いので、フルーツとして食べる

アプリコットを赤シソで漬けてフランス産の梅干しを自家製しました。

とてもフルーティーで、でも酸っぱい梅干しが出来ました。

また、おにぎりに関わるサイドメニュー達も、一緒にお弁当スタイルやベジタリアン対応

などなど、フランス人に食べてもらいたい物はたくさんあります。 

日本画という日本独自の技法や、色と表現方法は、フランスでも魅せて、

販売することが出来ているので、食でも同じ様に日本の文化をアピールする事は

私の人生の目標です。

せっかく外国にいるのだから、日本人として胸を張って生きて行きたいです。

その為、お店を持たずにフードトラックで、地元のマルシェに週末に出店し、

平日はアートの制作をします。

車を購入できれば、ジャパンタッチなどの、大型イベントにも出店できて、

同時に日本画の展示やPOP UPにも参加でき、活動の幅も広がると予想します。

トラックについて

フランスでお馴染みのLe bon coinという、全ての中古品を扱うサイトがあります。

https://www.leboncoin.fr/recherche?category=63&text=food+truck&kst=r&from=rs

ここでは家も、仕事も、車もなんでも見つけられますが、全て個人間のやり取りになるので、

慣れてないと、変な業者もいます。十分注意して。

500000円のご支援を受け受けられたとして、ユーロにすると3000ユーロ程です。

その予算3000ユーロと自己資金3000ユーロを合わせて6000ユーロで、

購入できたらいいと思っています。もしもっとするなら、最初はバイク型の小型のもの

から小さく始めて大きくしていこうと思います。

リターンについて

ご支援頂いた方には、お礼のメッセージとフランスのリヨンで開催された個展でも

大人気だった作品のジークレー版画や、日本画の原画を額装込みでお届けします。

この作品のジークレー版を作ることになったきっかけを、別のブログ で綴っています。 

詳細はキャンプファイヤーのプラットホームへ行って、

各返礼品を確認してみてください。

それでは、読んでくれて大変ありがとうございました。

https://camp-fire.jp/projects/868463/preview?token=22dz75xw&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show

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ABOUT US
Uraraka
日本では多摩美術大学で日本画を学び、日本画の世界へ進みます。が日本画の伝統的な技法や画壇の体制に疑問を感じ日本からフランスへ移住します。 以後10年以上、フランスで作家活動を続けてきました。 ここで日本のアートを魅せたい、日本画の美しい岩絵具や和紙を使った侘び寂びなアートをフランス人に紹介しています。