今回はリヨンの街のアートイベントについて
紹介したいと思います。
一番大規模なものがリヨンビエンナーレ( Biennale de Lyon)といって
2年に一回開催される現代アートの展覧会で
街全体に展示場所が広がっています。
この展示については次回別の投稿でお話ししようと思います。
次は光の祭典 ( Fêtes des la Lumières )
これはアートというよりも観光イベントで、
リヨン市が毎年300万eurosもの予算を掛けて
開催される、一代イベントです。
今では街の観光P R的なイベントになっていますが、
元々のきっかけは、昔疫病が流行り沢山の死者が出たときに
それを偲ぶために窓辺にローソクを並べ、死者を祀ったという
事から光の祭典といいます。
なので市民は光のインスタレーションや教会のライトU P
を見に行く事よりも、個人まりと
各家のバルコンにローソクを灯す事は、忘れません。
さて、今回私がご紹介したいのは毎年9月にある、
陶芸の大規模展示販売会、チュピニエールです。
この展示販売会は1986年から行われている、
毎年約140人のセラミストが参加しているそうです。
旧市街地の VieuxLyonという界隈があり
そこは歴史的街並みで観光地となっています。
そこにはカセドラルsaint jeanという教会があり
その広場一帯で、ヨーロッパ中から来た 一流の陶芸家が作品を並べます。
私も毎年楽しみにしている展覧会で、
残暑の厳しい年度初めのこの時期に、
美しい一点もののテーブルウエア art de la table
を探しに来るリヨンの目の肥えたマダムたちは、
大きなサラダボウルがどんなに高くても、
アペリティフ皿とセットで購入していきます。
最近はフランスでも陶芸家がラーメンボウルや、
ご飯茶碗を作っています。
私はドイツ人作家の作ったお茶碗で白米をいただいています。
そこで出会った日本人陶芸家がいます。
1人はチェコからこの展示のために来た方、
もう1人はフランスのポワチエという街在住の倉松祐子さん
https://www.yukokuramatsu.com/ja_jp
この方は日本の練り込みという技法を使って
磁気土で作品を作っています。
少しお話させていただきましたが、とても
繊細でモチーフも日本の伝統的な柄を取り入れていて、
可愛らしかったです。
この様な作家さんに出会うととても励まされます。
日本からの参加は条件を満たしていればできます。
この日のためにフランスに作品を郵送して
テントを張って、渾身の作品を作家自ら販売するのも
とても夢があって良いですよね。
参加条件とマルシェ開催までの流れを書いたので
良かったら参考にしてください。
1、毎年11月15から30日に募集をかけます、参加申し込み書に記入
2、2月中には参加、不参加の返信がメールできます。
3、展示期間の2日間だけでいいので保険に入る事。
一度選考に通れば、以後3年間は連続して参加ができる様です。
別途参加費があり2日間で240€
自国で陶芸家としての十分なキャリアがある事
具体的には4年以上の経験と日本での作家として
証明できるものがあると尚よし。
開催は土日の2日のみで海外からの参加もたくさんあるので、
日本からの参加も少し大変ですけど可能です。
もし私にお手伝いできる事があれば、サポートしたいです。
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