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私の副業を暴露します.日本画を描きながら、日本のソールフードおにぎり屋をやっています.

2022年から私の住む町リヨンで、フリーランスの登録をしました.
今まではメゾンデザーティストという機関にアーティスト登録をしていましたが、
又別の仕事をしたいときは、その業種事に申し出をしなければなりません.

それがオートオントープロナーという個人事業主です.
又これも、売る商品によって当確する番号などを見つけなければなりませんが、
それは置いときます.

なんてったてフランスにきた時から、海外生活美味しい白米さえ
あれば、と米への執着は捨てきれず、10年も経てばグローバリゼーション
も進み、当時は一種類しかなかった選択肢が、今ではイタリア産の日本米、
秋田から輸入したお米、色々です.

HCCPという食品を扱う際の衛生管理などの講習を受けます。

売り方は、店舗は持たずに日本のショップやカフェに
おにぎりを卸す、卸販売から初めました.
このAuto-enterprenau オートオントープロナー 
は直接ヴィザの取得には関係ないので、あくまで働けるヴィザや滞在している方
が申請する物です.

それでは早速、私なりに勉強したおにぎりの作り方を解説します。
お米にはこだわりたいけど、値段はそこそこのイタリア産日本米を
買っています。美味しいです。

水はフランスは硬水ですが、そのまま使っています、
ですが浸水は2時間以上を守っています。炊飯器は10合炊き、
コンビニみたいに塩を入れて炊いています。

フランス人の好きなおにぎりの具は?
今までで、作った具の種類はツナマヨ、おかか、ニンニク味噌、
昆布(これは、出汁昆布を一から切って煮付けるので結構手間がかかります。)
梅ぼし、梅おかか、焼きおにぎりなどなどです。
やはりその中でもダントツなのが、ツナマヨです。
やっぱり彼らは油が好きです、いいのですが、私は和風にしたいので
必ず醤油は入れます。
又、こちらのマヨネーズは塩分が少なく日本のキューピーに
比べると物足りないので醤油は必須。

これはフランスの杏で作った梅干しです。味は完全に梅干しですが、最後に香る杏の味がとてもフルーティー

おにぎりのインスタもやっているので
良かったら見てください。

なぜ今フランスではおにぎりブームなのか?
なぜかというと、元々日本食はブームです。
カレーとか、弁当とか、
フランスでは、歩きながら手軽に食べられる物が
サンドウィッチか、ケバブくらいしかない事。
又、ベジタリアンブームなので梅干しとか、
納豆に興味のあるマニアックな人に時たま会います

これは大量注文の時の連炊きと、昆布と椎茸を煮詰めている所。

おにぎりと寿司の違いをどう説明するか?
フランスではずっと前から寿司ブームです、日本食は
寿司しかないと思っているほどです。
現にスーパーで売っている日本米は Riz pour sushi(寿司用米)
と書いてあります。これでカレーは作っちゃダメってこと。

これだけ、中国人の経営するまがい物の寿司屋が出回る中
次に流行らせるのは大変ですよ。
以前、私がレジで働いていた時は、変なおにぎりを手に
これは第二の寿司でしょー?って言ってた若者がいました。

とんでもないです‼︎ おにぎりと寿司は米はこめでも、
酢飯の寿司と、白米のおいしさが命のおにぎりでは
全く違います。酢飯が美味しいのはわかります、
だからって酢飯でおにぎりを握るのは辞めてください!)心の声
日本人以外の店主よ!

だから炊くときの釜や水が
味に影響するなんともデリケートな日本料理の代表です。
白米なくて和食は語れません、海外では1番難しい事かもしれません、
白米のおいしさを伝えることが。。

それでも私はやります。共感してくれるフランス人は必ずいる。
日本を良く知るフランス人は結構いるんです。

売り場の確保
この仕事をする事になったのはタイミングなどもありました。
私のホームページをみて連絡をしてきてくれたフランス人の
Garyさん、リヨンに漫画喫茶を作るという事で
そのカフェ部分に壁画を描いて欲しいという、依頼を受けました。
経費の関係で実現しませんでしたが、その代わりに
私はおにぎりを売りたい!と提案した所、トン、トンと進み
今で2年経ちました。

他にもサツキという、リヨンにある日本食料品店
JapanTouchというイベントにも出ました。

少しづつですが、インスタや、出前サイトにも載せて
注文を取れるようになりました。

元々、飲食で働いていた歴も長く、何のために
フランスに来たのかも分からないほど、レストランで
扱き使われていたので、自分でやってみたいと思っていました。

絵だけでは完全には難しいので、せめて副業するなら
好きなことと言うモットーは、変わりません。

これらのおにぎりも、私の作る作品です。
これからは、直売りをして行きたいのでキッチンカーを
買ってリヨンのマルシェや、イベントに参加したいと
思っています。
みなさま、応援よろしくお願いいたします。

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ABOUT US
Uraraka
日本では多摩美術大学で日本画を学び、日本画の世界へ進みます。が日本画の伝統的な技法や画壇の体制に疑問を感じ日本からフランスへ移住します。 以後10年以上、フランスで作家活動を続けてきました。 ここで日本のアートを魅せたい、日本画の美しい岩絵具や和紙を使った侘び寂びなアートをフランス人に紹介しています。